熊本県は九州中部にあり、多くの魅力がありその魅力をお伝えしていきたいと思います。
まず初めに「日本三名城」に数えられ熊本のシンボルである熊本城。1607年(慶長12年)、熊本藩初代藩主であり
賤ヶ岳の七本槍として知られる加藤清正(かとうきよまさ)が、最先端技術と労力を投じて築いた名城です。
上に上がっていくほど反り返った石垣「武者返し」や復元された絢爛豪華な本丸御殿など、多数の見どころです。

2016年4月に起きた熊本地震では、天守閣や石垣、重要文化財建造物などの多くが被害を受けました。
2019年には天守閣の再建を、約20年の歳月をかけ、城全体の再建を目指しています。その復旧工事が進んでいく姿は
復興のシンボルとして県民に大きな希望与えています。
現在、本丸の中には入ることができませんが、二の丸広場や加藤神社などから今の様子を眺めることができます。

 

 

熊本県は、世界有数の火山の活動によってできた大きな凹地のカルデラを誇る阿蘇があることから「火の国」と呼ばれています。
その活火山から生み出された美しい山々や草原、雄大な自然や風景は、見るものを圧倒します。
その大自然の中で、紀元前より営まれた人々の文化や歴史は数万年にも渡り、阿蘇神社、古社など神々の神話に
まつわる場所が多いのも熊本県の特徴です。
また、阿蘇山の噴火によって形成された地層の産物である清らかな湧水も県内に1,000ヵ所以上あります。
その恵まれた水資源の宝庫である熊本県は「水の国」でもあり、環境省が選定する「昭和の名水百選」に4か所、「平成の名水百選」4か所、
合わせて全国で最も多い8か所の名水池があります。

その湧き出る豊富で美味しい水は、熊本ならではの食文化や美味しい農産物をもたらしています。
代表格は加藤清正公(かとうきよまさ)が広め、国内生産量1位を誇っている馬肉です。
馬刺しが有名ですが、近年ではさまざまにアレンジした料理も人気になっています。

 

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熊本県にしか存在しないと言われている中華料理「太平燕(タイピーエン)」も名物の一つです。春雨を使ったヘルシーさもあり、
男女問わず人気のグルメとなっています。
そのほかにも、赤身が多くさっぱりとした阿蘇のあか牛、辛味がくせになること間違いなしの辛子蓮根、にんにくチップと
マー油が決め手の熊本ラーメン、復活を遂げた地鶏・天草大王、天草地方の新鮮な魚介を使ったお寿司、おやつに最適ないきなり団子、
山鹿和栗を使ったスイーツなど、挙げていけばきりがないほど、さまざまな郷土料理が親しまれています。

熊本県内各地には、古くから伝わる数多くの伝統的文化が存在しています。
8月に山鹿市で行われる、古代から受け継がれてきた「山鹿灯籠まつり」。女性たちが頭の上に灯籠を載せて
優雅に舞い踊る「千人灯籠踊り」の風情な様子は一見の価値があります。
9月には1000年以上の歴史をもち、熊本市藤崎八幡宮で行われる熊本県内最大の祭りと言われる「藤崎八旛宮例大祭」。
最終日に行われる「神幸行列」では、およそ2万人と約70頭の馬の行列が街を練り歩きます。
11月には、九州三大祭りの一つでユネスコ無形文化遺産の「八代妙見祭」では、ガメの愛称で親しまれている亀蛇(きだ)や
笠鉾(かさぼこ)、獅子などの出し物で賑わっています。
このほかにも、さまざまなお祭りや行事が年間を通して行われています。

 

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熊本県は温泉天国で入りたくなったら、いつでもすぐに入ることができる気軽さから、熊本では、温泉のことを「おふろ」と呼ぶこともあり、
全10種類の泉質のうち8種の泉質があり、「泉質のちがう湯めぐり」でさまざまな効能を体験できます。
皆さんにぜひ浸かってほしい温泉は「美人の湯」と「美肌の湯」です。
弱アルカリ性の湯は少しぬるりとした感触で、肌の表面を滑らかにしてくれます。
観光客はもちろん、地元住民にとって欠かせないのが「町湯」です。創業80年以上の昔ながらの浴場や番台が残っている空間を大切に守り続けてきました。

2011年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに生まれたのが熊本県のご当地キャラクター、くまモンです。
大小さまざまなモニュメントが県内各地にあります。お仕事はなんとビックリの公務員。
県知事から県の営業部長兼しあわせ部長を任されている好奇心いっぱいの男の子です。
その人気はとどまることを知らず、熊本県内はもちろん日本全国、さらには世界へと活躍する場を広げています。

熊本県には記載できないほどたくさん魅力があります。ぜひ、一度熊本に足を運んでこの魅力を体感してみてください。