最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、三重県のほぼ全域に強い揺れが予想されます。
三重で一戸建てを設計するなら耐震性を強める工夫をすると安心です。

例えば「耐震壁をできるだけ多く設置する」「壁周囲の柱・はりが壁と一体化して動く構造にする」
などが挙げられます。

この他にも降雨量の多い地域では雨に強い住まいづくり、
内陸性で寒暖差の激しい地域では断熱性の強い住まいづくりを推奨いたします。

三重で一戸建てを設計するときの3つの注意点

 

三重県防災対策部の調査によると、理論上最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、
三重県のほぼ全域に震度6以上の揺れが想定されます。[注1]

三重で一戸建てを設計するなら耐震対策を施し地震に強い住まいを建てると安心ですよ。
他にも、それぞれのエリアの気候の特性に合わせ、断熱性や防水性に優れた一戸建てを推奨いたします。

 

 

1.三重で一戸建てを設計するなら耐震性の強い家の設計で安心を

歴史的に三重エリアで起こり得ると想定される南海トラフ地震。
過剰に恐れることはありませんが一戸建てを設計するなら耐震設計で地震対策をして万全な備えをしましょう。

 

例えば、

*耐震壁をできるだけ多く設置する
*壁周囲の柱・はり(フレーム)が壁と一体化して動く構造にする
*筋交い(ブレース)を使用してフレームの変形を防ぐ

 

といったように、耐震性を強める工夫をしましょう。

 

また、ブロック塀も地震の際に倒れると大変危険です。
新たに一戸建てを建てるならブロック塀に代わる安全性の高い塀を検討してみて下さいね。

 

 

2.降雨量の多い地域では雨に強い家づくりを

降雨量の多い地域では雨に強い家づくりを

熊野灘沿岸部は暖かい黒潮の影響から三重でも最も温暖で雨が多いエリアです。
南四国などと共通したいわゆる南海型気候と呼ばれる気候の地域となります。
志摩半島沿岸の年間の平均降水量は2,000〜2,500mm。
さらに尾鷲のあたりの年間降水量の平均は約4,000mmと全国屈指の多雨地帯となっています。[注2]

 

一戸建てを構えるなら以下の点に注意してみましょう。

 

*防水性の高い外壁材を使用する
*窓まわりのシーリングはすきまなく奥までしっかり充填する
*ベランダと部屋の段差を12cm以上確保する
*軒を30cm以上は出す

 

雨で劣化することのないよう防水性の高い住宅を検討しましょう。

 

 

3. 内陸性の気候では断熱性に優れた住まいを計画すべし

内陸性の気候では断熱性に優れた住まいを計画すべし

 

上野盆地あたりは1月の平均気温が3℃ほどと寒さの厳しいエリアです。
その一方で夏は40℃を超えることもあり、寒暖差が大きい内陸盆地気候となります。[注2]

そのため、このエリアに一戸建てを構えるなら断熱性に配慮した住まいを設計しましょう。
床・壁・天井に断熱材を使った高断熱高気密住宅なら、夏は暑さを遮り、冬は温かい空気を逃がしません。
「冷暖房費がかさむ!」なんてことにならないように、住まいづくりの段階から断熱性に優れた一戸建てを計画するのが良いでしょう。

 

三重で一戸建てを設計するなら、エリアの気候の特性に合わせた家づくりが大切です。
どのエリアであっても耐震性を強める設計をしておくと安心ですよ。

 

[注1]三重県防災対策本部/地震被害想定調査結果(pdf)

http://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000028315.pdf

 

[注2]津地方気象台/三重県の気候特性

http://www.jma-net.go.jp/tsu/kansokutoukei/kisyoutokusei/tokusei.html